「お父さん、だいじょうぶ? 日記」

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うちのカミさんが「立ち読みしたら笑いが止まらなくなったので買っちゃった」と言う。パラパラと読み始めたら止まらない!
面白い! 笑える! 可笑しくて涙が出る!

 

「お父さん、だいじょうぶ? 日記」

 

著者の加瀬健太郎さんはフリーのカメラマン。
彼の子育て写真ブログは大人気で、それがこのたび書籍化された、というもの。

少々頼りないけどひょうきんな父と、家庭を支えるおおらかな母、愛くるしい3人の息子たち。笑って泣いて、深呼吸みたいな子育て写真ブログ。読むほど元気が湧いてくる一冊! 子育ての妙薬!

ほんとに、いい本でした。

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知らなかった! 日本人チベット医(アムチ)

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日本オーガニックレストラン協会(代表理事:南清貴)の設立3周年特別企画で、「小川康」さんという方のセミナーに参加してきました。
チベット医学というものがあることも、小川康さんという方もまったく知らず、予備知識なしで参加。驚きの連続!

小川康さんは、インドのダラムサラにあるチベット医学歴法学大学(メンツィカン)に、苦労の末にチベット圏以外の外国人としては初めて入学を許され、日本人の常識からは想像もできないような厳しいカリキュラムをクリアして正式に認定された、日本で唯一のチベット医(アムチ)。
セミナーでは、メンツィカン在学中の逸話などを交えながらチベット医学について紹介されたのですが、一番興味を惹かれたのは、薬草採取実習の体験談。これが、すごい!
夏の1ヶ月間、標高3000m〜4000mのヒマラヤで、キャンプしながら毎日薬草採取をするのです。怪我だけでなく時には死人が出るほどの過酷な実習。

セミナーの後、小川さんの著書『僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと』を購入。
面白い! 一気に読みました。

【同書から引用】
チベット医学は、中国医学、アーユルヴェーダ(インド伝統医学)、ユナニ医学(イスラム伝統医学)とともに東洋四大医学に数えられている。チベット仏教に根ざした精神医学であり、八世紀に医聖ユトク・ユンテン・ゴンポ(以下ユトク)によって編纂された『四部医典』(チベット語でギューシ)を教典とし、その名のとおり四つの部門から成り立っている。脈診・尿診が発達しており、生薬をもちいて治療を行い、その生薬は「アムチ」と呼ばれるチベット医がみずからヒマラヤ山中にわけいって採取してくる。アムチは『四部医典』をすべて暗誦しなくてはならない。

※この『四部医典』の暗誦がすごい。ギュースムという、卒業時の暗誦試験では、八万字の四部医典を皆の見守る中で3〜4時間、ぶっ続けで早口で暗唱するという。一種のランナーズハイのような状態になるらしい。

【小川康】
1970年生まれ。富山県出身。東北大学薬学部卒業。
1999年、インドに渡ってチベット語を学び、2001年、メンツィカン(チベット医学・暦法大学)に合格。2009年、チベット医の資格を取得し帰国。「チベット医学・薬草研修センター」を設立。2013年4月より早稲田大学・文学学術院・国際教育学修士課程に進学。
2014年より信州の上田・小諸・佐久地域の山々を舞台とした「森のくすり塾」を開塾。

「本能寺の変 431年目の真実」

9784286143828 タイトルに違わぬ、衝撃的な本でした。

「本能寺の変 431年目の真実 」

歴史は「勝者の歴史」だと言われています。光秀はなぜ信長を討ったのか・・・その顛末は、次の勝者である秀吉が書かせた宣伝の書『惟任退治記』が元になって定説となり、現代まで伝わっている。しかし、それは「偽りの真実だった」、と本書で明らかにされています。
他にも、「唐入りは信長の着想だった」とか、「信長は家康を本能寺に呼んで殺害する予定だった」など、驚く内容が展開されています。

しかし、いわゆる「トンデモ本」ではありません。ちゃんとした歴史書です。
いままで、「ほんとかよ?」と疑問に思っていたことが、すべて腑に落ちました。
めちゃくちゃ面白い、とてもいい本でした。
(紹介していただいたヤスコさん>ありがとうございました)

NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」も、今日(20140713)の放映が「第28回 本能寺の変」です。これはこれで面白く、毎回見逃せません。

ところで、マンガ「信長のシェフ」は、傑作です。9巻までkindleで一気に読みました、10巻目が発売されたので、先ほど注文しました。まだまだ続くようです。楽しみです。
「信長のシェフ」はテレビ朝日でドラマ化され、7月10日から放映されています。(ここまでは、ちょっと手を出せそうにありませんが・・・)

 

「ぼくらの祖国」

中学・高校の授業で、近・現代史、特に現代史を教わった記憶がほとんどない。受験でほとんど出題されないからだ。受験科目で歴史を選択しなければ、まったく何も知らないままになってしまう。
日本について考えようと思っても、基礎知識がないから、自分では考えられない。結局、誰かの意見を鵜呑みにするしかない。
「祖国」と聞いただけで、「右翼か?」とまでは思わないまでも、何となく嫌な感じがしてしまう…。「君が代」を歌うのはなぜかよくない、かっこ悪いことのような気がする…。
「日本人の場合は…」とか「だから日本という国は…」などと日本批判をするだけで、インテリっぽく見えてしまう。
日本語を話し、日本に住み、日本人であることは確かなことなのに、日本という国のことについては、なぜか批判的になってしまう。

Sokoku

『ぼくらの祖国』青山繁晴(扶桑社)

「きみは祖国を知っているか。」
「あなたは祖国を知っていますか。」

そんな問いかけから、この本は始まります。

>>続きを読んでください。

続きを読む "「ぼくらの祖国」" »

巨人たちの落日 凍てつく世界

4797371611_01 やっと読み終えました。ケンフォレットの『巨人たちの落日(上中下)』『凍てつく世界(I〜IV)』。
『大聖堂』のケンフォレットが描く20世紀、100年三部作。第三部は、今年の秋に英語版が刊行されるとのこと。それから翻訳ですから、日本語版は来年でしょうか。待ち遠しいです。
それにしても・・・20世紀は、まさに「戦争の世紀」「愛と殺戮の世紀」だったんだなあと、改めて思いました。

   

     

大聖堂 (上)  大聖堂 (中)  大聖堂 (下)
大聖堂―果てしなき世界 (上)   大聖堂―果てしなき世界 (中)   大聖堂―果てしなき世界 (下)

「やられたら、やり返す。倍返しだ!」 ハマりました、半沢直樹

たまたま、第9話を観てしまったのが運の尽き。

TBS「日曜劇場・半沢直樹」

「お、以外と面白そうじゃん」と思ったにもかかわらず、最終回の第10話を見逃してしまった。
さっそく動画サイトで探し、観賞。すっかりハマってしまいました。
毎日のように、暇を見つけては第1話から最終回まで観てしまいました。エンターテイメントとしての面白さ。楽しさ。勧善懲悪。現代のチャンバラ劇。

Lossgene 続きがすでに出版されているというではありませんか。
「今すぐ読みたい!」
ロスジェネの逆襲』のkindle版を即購入。電車の中、トイレの中・・・仕事の合間合間に一気に読んでしまいました。
で、今度はドラマの原作が気になってしまい、『オレたちバブル入行組 』と『オレたち花のバブル組』を、これもkindle版で購入し、またしても一気読み。

今まで、池井戸潤さんの本は、読んだことがありませんでした。ごめんなさい。面白かった。今日から『鉄の骨』を読み始めました。『空飛ぶタイヤ(上) (下)』も購入済み。

いやあ。たまりません。

 
   

【動画サイトの一覧】
第1話 1/2 第1話 2/2 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 1/2 第6話 2/2 第7話 第8話 第9話 最終回 1/2 最終回 2/2

七帝柔道記

7_judo 泣いた! 笑った! 感動した! 震えた!
熱い! そして、哀しい・・・。


七帝柔道記
著 者:増田俊也 単行本:580ページ
出版社:角川書店 発売日:2013/3/1
公式サイト⇒

一気に読み切りました。
今年、一番、最高に感動した本です。

七帝というのは、旧帝国大学で、七校あるので七帝。北から、北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大。
七帝柔道というのは、講道館ルールや国際ルールとは異なる、高専柔道と言われる寝技を主体とした独自のルールで行われているもので、明治・大正から連綿と続いているものです。
本書の冒頭の扉には、井上靖の「清秋放浪」から引用した次の文章を載せています。高専柔道を一言で言うと・・・

「私たちは練習量がすべてを決定する柔道を作り出そうとしていたのである。」
                      ーー「青春放浪」井上靖

著者の増田俊也さん自身、北大柔道部の出身であり、本書は彼の自伝的青春小説です。
増田さんのブログ:増田俊也の憂鬱なジャンクテクスト|公式ブログ

本書の舞台となっている北海道大学は、私の母校でもあります。私は少林寺拳法部に2年間在籍していました。北大の武道館では、一階が空手部と少林寺拳法部で、二階が剣道部と柔道部でした。しかし、二階の柔道部がこんなに過酷な練習をしていたなんて、まったく知りませんでした。
私は高校までは柔道部に所属していましたが、一浪している間にブルース・リーの「燃えよドラゴン」に影響され、打撃系のスポーツに憧れるようになり、少林寺拳法部に入ったため、柔道のことはまったく眼中になかったのです。
少林寺拳法部に入ったのは、比較的練習が楽そうに思えたからです(情けない)。ところがどっこい、寒い最中、雪の上を裸足でランニングするなど、いまから考えれば酷な練習でした。それでも、柔道部に比べれば、100分の1くらいの練習量だったと思います。

本書に出てくる住所や、飲み屋の名前とか、大学の様子など、すべて私がいた頃の生活圏の話です。よく覚えています。本書は私より10年くらい後の話ですが、変わっていなかったです。懐かしい。自分の学生時代と重ね合わせながら、恥ずかしい思い出や情けない思い出を噛み締めながら、読みました。
しかし、本書は、柔道のことは全く知らなくても、札幌のことを何も知らなくても、男性でも女性でも、年齢にも関係なく、みなさん共感できる青春像ではないかと思います。
ちなみに、旭山動物園の前園長、小菅正夫さんも、北大柔道部の出身だそうです。

【七帝柔道について】


【角川書店のプロモーション】


【同、熱闘編】


【同、泣きながら編】


井上靖の『北の海』は、高専柔道がテーマです。高校生の頃読んで、硬派の「バンカラ」に憧れました。 『北の海』は『しろばんば』『夏草冬涛』から続く井上靖の自伝的青春小説。

  
 


現在、同じ増田さんの『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読み始めました。久しぶりに、格闘技の熱に浮かされてしまいました。興奮醒めやらぬ。

♪ 明治45年度寮歌「都ぞ弥生」 ♪
都ぞ弥生の雲紫に 花の香漂ふ宴遊(うたげ)の筵(むしろ)
尽きせぬ奢に濃き紅や その春暮ては移らふ色の
夢こそ一時青き繁みに 燃えなん我胸想ひを載せて
星影冴かに光れる北を 人の世の 清き国ぞとあこがれぬ
(以下、略。5番まであります)

史上最強の内閣

61q9jklhrl_ss500_ 今年二人目です。ハマった作家。
一人目は『永遠のゼロ』「百田尚樹」さん。
そして、二人目は「室積 光」さん。
『都立水商』 で有名になったので、名前だけは知っていました。
しかし、読んだのは初めてでした。
まずは『史上最強の内閣』 。一発でハマりました。
それからは、彼の本はすべて手に入れ、読んでしまいました。
最新刊の『史上最強の大臣』まで。
エンターテイメントです。楽しめます。

             

食と文化と人類の知恵

Miracle_koizymi 10年ひと昔前、東京農業大学の公開講座を受けたことがあります。あの、小泉武夫 大先生の「食と文化と人類の知恵」という授業でした。目からウロコの連続で、とても楽しい授業でした。

大先生の授業は、画期的です。
テキストなし。写真と、食べ物の現物、あとはチョーク数本のみ。
自分が実際に食べたもの、聞いた話、見たものなど、体験とそれを通して考えたことを、情熱的に語るのです。
Nohdai_0001 学ぶことの面白さ、好奇心の大切さを教えていただきました。毎週土曜日、午前中の開講で、計8回通い、修了証をいただきました。

その小泉大先生の、農大での最後の授業が本になったとのこと。
「小泉武夫のミラクル食文化論」
久しぶりに拝読いたしました。

永遠のゼロ

Ss500永遠の0(ゼロ) 」を読みました。
最後の3章分くらい、電車の中で読んだのですが、泣いてしまいそうで、やばかったです。

この時代のことを、この時代に生きた人たちの心を、思考を、きちんと理解しなければならない、と思いました。それは、私にとっては、親の世代を理解することにもなります。

映画化され、2013年12月に公開されるとのこと。楽しみです。公式サイト⇒

先生による体罰が原因で生徒が亡くなりました。女子柔道でも体罰があると報道されています。同じ土壌が、いまでも生きているのではないか、と思います。
「組織」となったとき、「個人」とは異なる論理が生まれてきます。それは、帝国陸海軍だけでなく、現代の官僚組織や企業組織などと共通するものです。極端に走れば、カルト、セクトといった狂気の道に進んでしまいかねません。
私自身、20代の頃、営業成績が悪い者は”早朝皇居一周マラソン”というペナルティを与えられるような会社にいたことがあります。まったく無意味でした。さすがに数か月で、このようなバカな制度は無くなりましたが…。
特攻、体罰、玉砕、根性などにつながる土壌は、亡霊のように、現在でも生きているのではないでしょうか。

中学・高校の歴史授業では、現代史はほとんど教えられません。受験にも出てきません。ましてや昭和史など、スコンと抜け落ちている人が多いのではないかと思います。
この時代を生きた人たちのことを理解し、消化し、個人として統合していかなければならない、と思います。最近、とくにそう思うようになりました。

ちょっと古い本ですが、堺屋太一の「組織の盛衰」。組織についての研究です。とてもいい本でした。
以前も取り上げましたが、安倍晋三。「新しい国へ 美しい国へ 完全版)」。国家や教育について、誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、自分たちの視点で判断しなければならない、と思います。